殷周伝説 第2巻

紂王は遂に妻や子を殺すような男になり果ててしまったが、忠臣達の活躍もあり、子供が生き延びたり、姫昌が生き延びたりと少しずつ希望も残されている。
そして遂に太公望の登場である。いやー、ここまで長かった。
天下を見据える太公望は大きすぎて凡人にはその凄さが理解できない。
一般人代表である馬氏が太公望を穀潰しのように扱って遂には離縁に至る流れは、後の太公望の活躍を思うとある種痛快でもあり、ある面では彼女が可哀想に思える。決して悪い女ではなかったからね。