図解 35歳までに必ずやるべきこと―身につけておくべき、知識・技能・人格とは

図解 35歳までに必ずやるべきこと―身につけておくべき、知識・技能・人格とは

図解 35歳までに必ずやるべきこと―身につけておくべき、知識・技能・人格とは

ま、タテマエとしては良い本ですな。
・「私にはムリです…」は禁句! "できる"と念じ続けよう (と考えているような人だと思われよう)
・量→人の3倍はやる覚悟で(やっているように他人には見せつつ実際は1.1倍〜1倍くらいを)
・給料の何倍もの努力をして会社には"貸し"を作っておく(ような人だと思われよう。もちろんちょっとくらいは貸しを作っておいても良いが、まず返ってこないと思おう)

図解 不健康習慣テスト (目からウロコのさんぶん図解)

図解 不健康習慣テスト (目からウロコのさんぶん図解)

図解 不健康習慣テスト (目からウロコのさんぶん図解)

うーん。当たり前のことが書いてあったり、かと思うと確か定説がないはずである部分で仮説を断定調で書いていたり、どーも役には立たなかった。

本当は偉くない? 歴史人物 日本を動かした70人の通信簿

本当は偉くない?歴史人物 日本を動かした70人の通信簿 (SB新書)

本当は偉くない?歴史人物 日本を動かした70人の通信簿 (SB新書)

言いたいことは大体2chのスレで言われてた。

2 :日本@名無史さん:2012/12/07(金) 20:57:56.91
八幡和郎の本や記事は、本人の思い込みが激しすぎるから読む気にならない


3 :日本@名無史さん:2012/12/07(金) 21:55:51.93
現代に於ける江戸ブーム批判を八幡和郎がしているが、
江戸時代を肯定的・好意的評価してる論者の意図を
八幡和郎がまず根本的に理解しているとは思えない批判ロジックなんだが


4 :日本@名無史さん:2012/12/07(金) 22:34:51.70
だが、ネットで彼を批判している人を見ると
「お江戸は世界一!」→「だから日本人は優生学的に世界の支配者」→「中国韓国は永遠に負け犬」
といった論理回路にはまり込んでいる人が多いと思う。


お江戸世界一論が、下手な日本世界一論や大東亜戦争正義説に誇大に結びついている。
そこに幕末会津正義論や幕末奥羽越列藩同盟正義説などが絡んできて、
関東や東北地域の人だけが信仰するような、東日本国粋論が出来上がっている。


彼はそういうのが大嫌いなんだと思うよ。


8 :日本@名無史さん:2012/12/08(土) 07:24:08.32
なんていうか、秀吉↓江戸↑薩長会津↑という極論=支配的言説を措定して
そのポジネガを反転させてる
その反転が妙味なんであって、措定されてる極論自体が目に入らない人には
この人の話は気持ち悪いのではないか


9 :日本@名無史さん:2012/12/08(土) 08:05:47.62
江戸時代は鎖国の悪影響は今でも残っており、誇張はされているが問題提起そのものは悪くない。
戊辰戦争の幕府側を嫌う理由は、士族は戦ったが、殿様はおおむね卑怯な行動ばかりだった点を
何度も述べている。実際に彼は林忠崇等は批判していない。


そう言う点では、彼は選ぶテーマは悪くない。ただ、論理の飛躍が多いのが残念過ぎる。
マジで彼って東大出身の超エリートの通産官僚だったんだろうか、と思うほどに。

私自身の言葉を付け加えると、「この時代はこれが正解だった」という思い込みを尺度に語っている(しかもその『正解』はその時代・状況において不可能ではないか、と思えるようなものも多い)せいで2が言うとおり「思い込みが激しい」と言わざるをえないところがある。
また、ある政策が実行に移されるまでに様々な試行錯誤があったわけで、その試行錯誤を評価しても良いのではないかと思うが(例えば秀吉の革新的な政策は、織田家が試行錯誤した成果を全国的に実施したものが殆どである。その織田家も他家の政策の成果を真似たり盗んだりしているわけだが)、最終的な大成者だけを極端に高く評価し、試行錯誤には目を向けていない(評価していないというより、この人は単に知らないだけに見える)。

まあ、経歴やその多作さ、取り上げる題材の広さを鑑みるに、およそこの本で評価している各人についてせいぜい2,3冊の本を読んだ程度であろうし、まともに勉強しているとは思えないから(細かいところでかなり多くの誤解や偏見が見られる。例えば新渡戸稲造と『武士道』の関係)、「よくぞ言った」という部分がないではないが、まともに取り合っちゃいけない類の本なのかもしれないね。
上のスレを読んでも、江戸時代はげ山だらけ論争の結論はよくわからなかった。