知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る

知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る

知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る

事務の上手いやり方、メディアリテラシー、筆者の自慢話の3つで構成されている本。
この本は、挿話が少ない上にそのどれもが筆者の体験から離れているので、面白い余談目当てで日垣さんの本を読んでいる私としてはちょっと残念。
書類整理のアイテムとして『Like-it MEDIX』が、書籍整理のアイテムとして『ロング書棚』が紹介されていた。
悪い本ではないのだが、正直、筆者の成長に取り残された本だという印象が拭えない。同じ筆者のラクをしないと成果は出ないはこの本よりも200円高いかわりに、情報量が多く、新しく、そして何より話が面白い。買うならそちらをお奨めする。
(2012年5月4日追記)

日本の高度経済成長という時代は(中略)アメリカが家電製品の製造を放棄したおかげで、日本が家電を独り占めできた時代(中略)同じ時期に、北ヨーロッパが何をしてたかと言えば、家電は日本に取られたから情報は我々がやるといって、モバイル機器などに舵を切っていた。


(P124)

なんつーか、こういうことを書いちゃう辺り、この人は根本的な知性を疑いたくなるところがある。
まあ、役に立つ部分もあるのですが。