何のジョークかと

中国高速鉄道、信号「赤」に変わらない重大欠陥
新華社通信によると、中国浙江省温州で起きた高速鉄道事故で、国務院（政府）の事故調査チームは２８日、第１回全体会議を開き、「温州南駅の信号機に重大な設計上の欠陥があったため落雷で信号機が故障し、赤信号を表示すべき区間の信号機が誤って青信号を表示した」とする初期分析結果を報告した。

　後続列車が青信号を見て走り続け、追突した可能性を指摘したもので、当局として人的ミスが重なったことを認めたものだ。信号機システムは２００９年９月に導入されたという。

　これについてインターネット上では、「これが数日間かけて出した調査結果か」「信号機に欠陥があったとして、なぜ衝突防御システムまで故障するのか」など、疑問の声が噴き出している。

　温家宝首相は２８日、温州入りし、車両がすべて撤去された事故現場で、高架橋や車両が落下した地点付近を視察する。事故の負傷者も見舞い、記者会見を行う予定。首相が交通事故現場を訪れるのは異例で、高速鉄道を管轄する鉄道省への批判が政権全体への批判に拡大するのを防ぐ狙いとみられる。現場では、国内外の記者１００人以上が取材を許可された。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110728-OYT1T00504.htm