教師という人種

今度は自分の体験談になるが、ミュージカルを見たときに、ある国語教師は言った。
「彼らは有名な劇団でもないし、おそらく一生世間に認められることはないかもしれないが、貧しい中でも頑張っているんだ」
また、その教師は授業中にはこんなことも言った。
ラッセンの絵なんて本物じゃない。僕には浅薄な落書きにしか見えないね」
古典の説明の誤りを何度も生徒に指摘されていたその教師は、なぜラッセンの絵をそこまで貶めたかったのだろうか。