ただの歌詩じゃねえか、こんなもん

ただの歌詩じゃねえか、こんなもん (新潮文庫)

ただの歌詩じゃねえか、こんなもん (新潮文庫)

いやー、すげえいい本だった。
衒学的じゃなく、分かり易くて時代を超えて伝わるパワーがある。
じっさいこの本が出版されて30年後の俺もすーっと読めたもん。
そして色々思うことがある。

  • ジュークボックスは全盛期どこにでもあり、10円で曲を流せた
  • ローリングストーンビートルズのパクリ?
  • サージェント・ペパー以降のビートルズが面白い
  • ロックは重たいんじゃなく芯に太いものがある、「不良」な曲。言い換えれば危険な面白さ
  • 勝手にシンドバットはザ・ピーナッツみたいなものを目指した
  • 詞は、意味なんて全然考えてない。「胸騒ぎの腰つき」とか。とりあえず唄いやすいものを、と思っている
  • 大森:性格的に安心できる、野沢:ひたむきなかすがい役、関口:目立たないけどモテる、松田:普通の人、腹:ブ○な奥さん、聞き上手
  • ツイストが認められることへの忸怩
  • 胸がさめざめしい
  • ドライブ、スウィング、ジャズ
  • シンドバットで売れたのでエリーができるまでは嫌な感じだった
  • 日本語の情緒って、ある面でサザンのやってることと合うと思う。テレずに言えて、あまり思い入れも強くなる、逆に響きが軽いつまらないものでもない
  • 『10ナンバーズ・からっと』は一番嫌い。気合いが入ってない
  • 「気分良く」「楽しく」「斬新」
  • 桑田は根っこでかなりお堅いというか、真面目だねぇ・・・
  • 平和はグローバルな意味で使われない(S59年)
  • ファッションはハマらないとクサくなるしかない
  • 芸術は何だか嘘くさい……
  • ムーム
  • ホモは可愛い
  • 『ヌードマン』はいいのも入ってるが嫌なのも2,3曲入ってる。退屈なアルバム
  • 過ぎ去った真夏の御濫行の思い出を、江ノ島は横たわって冷やかに笑っている
  • コンピュータはダメなの!